【3ステップ!】難しいことはわかりませんが、録画環境を最短で構築する方法を教えてください。Mirakurun/Epgstation on ubuntu22.04 LTS 2023/02/25 検証版

前回意を決してubuntu20.04で新規に構築したのですが、なんとパソコンのマザーボードが突然壊れて、再度インストールする 羽目 事になりました!

以下の手順で着手から概ね1時間程度で、epgstationで地デジを録画できるようになりました。

構築ポリシー

・Miarkurun、Epgstationともにdockerを利用し、自分史上最短の時間(手間)で構築する

最短で構築するために、細かな説明は省いています。
必ずしも最新版でないものもありますが、最短で動作することを主眼にしています。

必要機材は以下の通りです。

PC(x86系のノートパソコンや、Raspberry piなど)

PLEX PX-S1UD 今回は地デジチューナーを用いていますが、同社のBSチューナーでも動作すると思います。

NTTコミュニケーションズカードリーダー SCR3310のものであれば、NTT製でなくともOKです。

Step0.ubuntu導入(OSを新規に導入する場合)

a.以下のページから「Ubuntu Desktop 22.04 LTS」のisoファイルをダウンロード。
Ubuntuは、スマートフォン、タブレット端末、PCからサーバー、クラウドまであらゆる環境で動作するオープンソースのソフトウェアプラットフォームです。
b.ダウンロードしたisoファイルを以下のツールでUSBメモリにコピー、PCを起動してubuntuのインストール開始。(BIOSでSecure Boot = Disableにすること)
Rufus: Create bootable USB drives the easy way

参考)
私のubuntu22.04 LTS初期設定(editor=vim / sudo / NAS mount)
個人的に使うツールのインストール・設定ですので、不要な方は次の手順に進んでください。
# よく使うツールのインストール
sudo apt install -y vim ssh 

# sshでログインできるかどうかを確認し、以下のツールをインストール。
sudo apt install -y gcc make net-tools cifs-utils curl lv wget unzip expect

# default editorの変更
sudo update-alternatives --config editor
There are 4 choices for the alternative editor (providing /usr/bin/editor).

  Selection    Path                Priority   Status
------------------------------------------------------------
* 0            /bin/nano            40        auto mode
  1            /bin/ed             -100       manual mode
  2            /bin/nano            40        manual mode
  3            /usr/bin/vim.basic   30        manual mode
  4            /usr/bin/vim.tiny    15        manual mode

Press <enter> to keep the current choice[*], or type selection number: 3

# sudoでパスワード入力を省略
sudo visudo
%sudo   ALL=(ALL:ALL) NOPASSWD:ALL

# crontab @reboot NASのフォルダをマウント(録画ファイルは直接NASに保存する)
sudo mount -t cifs //NAS-IP/Path/to -o username=USER-ID,password=PASSWORD,noexec,nodev,rw,vers=1.0 /home/USER-ID/docker-mirakurun-epgstation/recorded

Step1.PX-S1UDのファームウェアのインストール

wget http://plex-net.co.jp/plex/px-s1ud/PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
unzip PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
sudo cp PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1/x64/amd64/isdbt_rio.inp /lib/firmware/

# PX-S1UDを挿してデバイス認識確認
sudo dmesg | grep PX-S1UD

Step2. docker, docker-composeインストール

sudo apt -y install docker.io
docker -v

sudo apt -y install docker-compose
docker-compose -v

# sudoしなくてもdockerを起動できるように設定。
sudo usermod -aG docker $USER

# ここで再起動
sudo reboot

Step3.docker-mirakurun-epgstationインストール

# docker-mirakurun-epgstationインストール
curl -sf https://raw.githubusercontent.com/l3tnun/docker-mirakurun-epgstation/v2/setup.sh | sh -s
cd docker-mirakurun-epgstation

#チャンネル設定
vim mirakurun/conf/channels.yml

# 全般:コメントアウトされている restart や user の設定を適宜変更する
vim docker-compose.yml

  # 録画ファイルパスを修正しました。(/tmp/videoへファイルを残す)
  # - ./recorded:/app/recorded
  - /tmp/video:/app/recorded


# Epgstation関連:
vi ./epgstation/config/config.yml
  # config.yml 以下の点を修正しました。
  recordedFormat: '%YEAR%%MONTH%%DAY%_%TITLE%'
  recordedFileExtension: .ts


# 起動(初回はイメージ取得とコンパイル)
sudo docker-compose up -d

# ブラウザから以下を確認
# Mirakurun(コントローラー)
 http://server-ip:40772

# Epgstation(番組表)
 http://server-ip:8888





### 以下 初期設定時のconfigファイルコピーについての自分メモ(バックアップから復元) ###
# 設定ファイルバックアップフォルダへ移動
cd /tmp/video/tv-server-conf/

# Docker Compose
cp ./docker-compose.yml ~/docker-mirakurun-epgstation/

# Epgstation関連
cp ./config.yml ~/docker-mirakurun-epgstation/epgstation/config/
cp ./enc-libx-cpm.sh ~/docker-mirakurun-epgstation/epgstation/config/

# チャンネル情報
sudo cp ./channels.yml ~/docker-mirakurun-epgstation/mirakurun/conf/

# Docker 初回起動
sudo docker-compose up -d


### 以上 初期設定時のconfigファイルコピーについての自分メモ(バックアップから復元) ###









以上の手順でubuntuにMirakurunとEpgstationが導入されました。 コマンドの入力自体は10分程度で、コンパイルも含めて所要時間は1時間程度です。

Mirakurun/Epgstationの作者様とdocker-composeの作者様に深く感謝です。

参考.各種設定ファイル変更
# 番組表の除外チャンネルを、以下の通り定義しました。
vi ~/docker-mirakurun-epgstation/epgstation/config/config.yml

excludeSids:
 - 4113
 - 4114
 - 4496
 - 14345
 - 14346
 - 14728
 - 14337
 - 14720
 - 4121
 - 4504
 - 4129
 - 4130
 - 4512
 - 4145
 - 4146
 - 4528
 - 4137

#
 コンテナ停止と起動(再起動)など
# docker再起動
cd ~/docker-mirakurun-epgstation
sudo docker-compose restart

--- OR ---
# 停止
sudo docker-compose down
# 起動
sudo docker-compose up -d

# docker-compose imagesの一覧 
docker-compose images

# 動作しているプロセス
docker-compose ps


参考にさせていただきました。有益な情報・ソフトをありがとうございます。

Mirakurun + EPGStation on Docker. Contribute to l3tnun/docker-mirakurun-epgstation development by creating an account on GitHub.

録画したファイルは著作権を守り、必ず録画した個人様のみにてご利用ください。

以下個人ブックマーク

音声のMappingについて

目次1 tsからmp4へ圧縮するトランスコードで困ったこと2 オススメのFFmpeg4.2.4のオプション設定3 録画番組の頭出し、ssオプションの設定4 2か国語放送の設定について5 音声多重放送の設定につ

QSV(vaapi)の有効化と録画サイズについて

先日、EPGStation v2に移行する方法について解説しました。この度、EPGStation v2に移行しましたので、改めてvaapiエンコード設定をしました。基本的には以下の記事と同じ手順ですが、若干修正がありましたので内容を更新して
先日、Mirakurunコンテナ内でハードウェアエンコード(vaapi)する環境を構築する手順を紹介しました。エンコード環境を整えたので、今回はEPGStation v2と連携してvaapiでエンコードができるようにしてみたいと思います。