書評:4/5:自壊する帝国 佐藤 優

ウクライナ侵攻の今こそ読む価値あり。ロシア人の内在的論理が理解できる

今やジャンルを超えた評論活動を行っている佐藤優氏の初期の作品です。

以前読んだことがあったのですが、ウクライナ侵攻が始まりロシアが閉じている現在こそ読む価値があると思いました。

ソ連時代は西側諸国にとって「何を考えているのかわからないが、不気味な国」であった現代のロシアですが
本作はソ連時代の主に政治家や知識人が何を考えていたのが よく理解できる良書です。

ウクライナで蛮行を繰り返す現在でも、知識層や上流階級に限らず「良識があるロシア人」が存在し
強い憂いを持って現状を見ているはずです。

そんな閉じた時代のソ連は、現在進行中のロシアと共通項があると思います。

ロシア人の「内在的論理」がよくわかる良書です。

— 書評の星の数はAmazonのレビューのものをそのまま掲載してます(最大は★5つ)—

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