今や知らない人はいないほどのノーベル賞ドクター、山中教授の主に大学からiPS細胞が日の目を見るまでの自叙伝です。
医大卒業後の整形外科では「ジャマナカ」と呼ばれるほど、いわば周りに迷惑をかけていたわけですが、臨床から研究に場を移して医大な花を咲かせたということです。
本文にもある通りまさに「人間万事塞翁が馬」を地で行く内容で、何事も諦めてなならないし、駄目であれば分野を変えたり、場所を変えたり、また大成功したと思っても気を引き締めて努力することが実を結ぶのだと思いました。
人生誰しもいくつもの困難に直面せざるを得ない場面があるわけなのですが、努力し続いけていれば(もしかすると)その後きれいな花を咲かせることができるのです。
ありきたりな感想ですが「何事も諦めてはいけない」と思いました。
本文び中で山中教授が目的を見失いそうになったとき「仕事は楽しいかね」を読んで鼓舞したという話があり、私も以前読んだことがあるのですが、あらためて読み直そうと思いました。
星は3つ。少々医学関係の小難しい用語はありますが、平易な文章で数時間で読むことが出来ます。
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