結局は上級国民の嫉妬により「見せしめ逮捕」が繰り返されているという暗澹たる現実
三崎優太氏の著書は2冊めで、Kindle Unlimitedにて拝読しました。
特に印象に残ったのは国税局との闘争で、 三崎氏の言うことが真実であれば「上級国民の嫉妬ややっかみによってターゲットが定められ、見せしめのように逮捕される」という現実が今も繰り返されているということです。
目立ったが故に逮捕された事例はライブドア事件の堀江貴文氏にかぎらず、枚挙に暇がありません。
同調圧力の強い日本では、サラリーマン以外で儲かってしまった場合には、目立たず、大人しくしていないといけないということです。
また途中国税局から東京地検特捜部に捜査が移されますが、担当の捜査官が言った「20代のお客さんは珍しい、若く能力があるのだから、これから何度でもやり直すことができる」といったことは
佐藤優氏の「国家の罠」でも述べられている通り、皮肉なことに「顕著な才能があること」の裏返しです。
私は本書を読んで三崎氏の類まれな能力、そして「決して意図的に脱税したわけではない」ということは
真実だと思いますし、むしろ「時代によって作られた冤罪である」と思いました。
また、このようなことが繰り返される日本の官僚組織に対して、暗澹たる気持ちになりました。
しかしながら三崎氏の実力があれば、まだまだこれから多方面で活躍できるはず。
これからの三崎氏がどのように活動を広げていくのか、陰ながら応援したいと思いました。
応援したいと思いました。
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