安住紳一郎の日曜天国 ゲスト:通訳者橋本美穂 2021/05/16

安住くんの日曜の天国 20210516

(橋本美穂さんは47分頃から)

いつもとても楽しみに聞いている安住さんの日曜天国。

今日のゲストは通訳者の橋本美穂さん。

もともとキヤノンで社員として働いているところに英語通訳者が必要になり、英検一級保持者で普段から英語を話していたことから、急遽即席通訳者として会議に出席させられたことがきっかけとのこと。

橋本さんも話していたのですが、なまじ普段から英語を使っていると「あの人に同時通訳してもらおう!」というニーズが発生することがあります。

「英語を話す」ということと「通訳を行うこと」は、脳の別の分野を使うので、即席では通訳はできないんですよね。これを多くの人は理解していないので、こういう無茶振りがたまに来るのです。

同時通訳を行うことは、対象者が話していることを一字一句記憶することが肝心であり、また何よりも日本語と英語の語彙力が重要になってきます。

特に英語から日本語に翻訳するときには日本語の語彙の多さから、適切な訳を当てないと、微妙なニュアンスが伝わりません。

つまり正確に英語を伝えるためには、正確な日本語表現が必要ということなんです。

私は現在英検一級を目指して勉強中であり、職場では少し英語ができる人とみなされているため、以前会議の同時通訳を突然頼まれたことがあるのですが、やはり苦労しました。(しかも相手が中東の人で、初めて聞くアクセントで難儀しました)

ちなみに私が勝手に定義する資格と英語のレベル(印象)はこんな感じです。

  • TOEIC: 就活が近い学生が仕方なくやっているか、バリバリのビジネスマンがキャリアアップで学習している。
  • 英検2級:英語が好きな人という証明
  • 英検準1級:英語ができる人という証明
  • 英検1級:英語の猛者であるという証明

かつて英検1級の試験で受けた印象は「英語の猛者たちの集まり」でした。

英検はともすれば学生向けの試験とみなされていますが、TOEICよりも出題範囲が広く、英語学習には最適だと思います。

TOEICは出題傾向が限られているが故に「テストに向けたチューニング」が可能であり、私が私塾している「すみれ塾」の中村澄子先生が仰る通り、800点を超えたら次のステップに進んだ方が、英語の総合力がつくと思います。

ともあれ、英語学習者として今日の橋本さんのお話は大変興味深く聞かせていただきました。

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