この記事の対象者:
・投資経験はないが、新NISAに関心がある
・最近投資で得した話をチラホラ耳にするが胡散臭い。本当はどうなのか
・老後2,000万円問題解決の一案を知りたい
・銀行金利には満足していないが、ある程度の期間、余剰資金を活用して資産形成したい
・過剰なリスクは取りたくないが、配当金というものを得てみたい
目次:
その1
その2(2023年9月17日公開)
・米国株とインデックス投資を主軸にした理由
・2019年から投資を開始したらコロナショックで想定外の大暴落、その後の大逆転
・個人資産2,000万円の達成と準富裕層への道のり
・資産が増えると見える景色が変わる
・配当所得で変わったこと。ペイフォワード。
なぜ株式投資を始めたか
新NISAが来年から始まります。
多くの日本人にとって「投資」は「胡散臭い」ものであり、「なんとなく後ろめたい」ものではないでしょうか。
フランスの経済学者トマ・ピケティの21世紀の資本で有名な「r > g」はご存知でしょうか?
「r > g」とは意訳すると「会社員」でいる限りは、「会社の所有者」が得る利益を超えられない という事実です。
俗に言えば「いつもお金持ちばっかり得してズルい」ということです。資産格差の拡大ですね。
でもちょっと考えてみてください。
資本主義という「ゲーム」をプレイするのであれば、そこには「ルール」が存在し、「攻略する方法」があるはずです。
自分のポジションを「会社員」から 「会社の所有者」に変え、経済成長の恩恵を受けることが「ゲームの攻略法」ではないでしょうか。
つまり株式投資をして株主になることが、「資本主義ゲームの攻略法」と考えました。
株式投資は現代の「金の卵を産む鶏」
これから数回に分けて、私が株式投資をすることで「会社の所有者」にポジションを変え、経済成長の恩恵をそれなりに受けられるようになった実体験を記載します。
本来であれば身近な人にこの恩恵を伝え、資本主義の利益を享受してほしいのですが、まだまだ日本人は投資に対してアレルギーがあるので、関心のある方にこのブログでお伝えします。
皆様の資産形成に少しでも役に立てば幸いです。
リベラル大学の両学長が仰るとおり投資は(適切に行えば)「現代の金の卵を産む鶏」になります。
資本主義社会に生きる私達は「生まれる前」から「亡くなった後まで」お金と無縁ではいられません。
お金が全てではありませんが、お金がないが故にスタートラインにも立てないことは不本意です。
ここでは一勤め人の私がどのようにして資産形成を始め、自分で納得できるレベルの資産形成を実現するに至ったのが、お伝えしたいと思います。
ひとりでも多くの方が、お金の心配とは無縁の生活を送って欲しいと思っています。
特に新NISAで投資デビューを考えている方の参考になれば幸いです。
きっかけはYouTubeのおすすめから
メディアの王座がテレビからYouTubeを変わったのは、いつ頃からでしょうか。
記憶では2018年頃だと思いますが、私のYouTubeのおすすめに「両学長」の動画が表示されるようになりました。
今のような洗練された動画ではなく「マインドマップ」を使って、関西弁でボソボソ話す両学長の動画を毎日見ているうちに、節約し給与を先取りして投資することの重要性がだんだん理解できてきました。
同時に見始めた「Zeppy投資ちゃんねる【休止中】」さんや「バフェット太郎の投資チャンネル」さん、またブログの「 Dr.ちゅり男のインデックス投資」の他、数々の書籍を読み動画を見た結果「資産形成で成功している人が行っていることは ほぼ一緒(≒資産形成には正解がある)」であり、「どうやら投資は胡散臭いものではなく、正しく向き合えば資産形成の王道になる」ということがわかり、「自分でも投資を開始しなければ」というマインドが日に日に強くなっていきました。
これらの方々の考え方は現在の資産形成で大きな影響があり、感謝してもしきれません。
感謝の気持ちではないのですが、両学長とバフェット太郎さんの初の書籍は発売と同時に購入させていただきました。またちゅり男先生のブログは毎日拝見しており、紹介された本や健康に良いものを購入しております。
SBI証券をメイン口座にした理由
投資を開始するにあたり必要なことは、証券口座を開くことです。
世の中にはたくさんの証券口座がありますが、私はメインにSBI証券、サブに楽天証券を選びました。
その理由は以下のとおりです。(Dr.ちゅり男先生の考え方に影響を受けました)
・ネット以外の「実店舗が存在する証券会社」は、手数料の関係で選択肢から外れる。
・今後も数十年にわたりアメリカ経済が世界の中心であり続けると考えた。
・高配当を得るためには、米国株(個別株)をドルにて購入する必要がある。
・円をドルに交換(ドル転)するためには、手数料が毎回かかる。
・ドルがいつ安いのかは判断できないので、毎日ドル転したい。
・住信SBI銀行の外貨積立では、ほぼ最安でドル転できる(1ドルあたり2銭)。
・住信SBI銀行の外貨を円滑に口座振込できるのはSBI証券。
ということでSBI証券に口座を開設しました。
またサブに楽天証券口座を開設したのは「わかりやすいインターフェース」と「楽天経済圏の恩恵」を受けるためです。
小さな失敗を繰り返す
投資には「デイトレード」「スイング」「優待目当て投資」「高配当」「インデックス投資」など、様々な手法があります。
一般の方はたくさんのモニターを並べて、パソコンの前でトレードする様子をイメージするのではないでしょうか。
投資を行うに当たっていちばん重要なのは「自分がしっくりする投資方法」を見つけることです。
とは言っても「投資の失敗=損失」になるので、とっかかりが重要です。
何事も小さな失敗を繰り返して成長するものなので、まずは「投資の先生」を見つけ、なるべく失敗しないようにと 現在もYouTubeで会員制の情報を配信している、「S先生」の助言サービスに加入してみました。
S先生の投資アドバイスは、年間20万円ぐらいだったと記憶しています。
週末の日曜日夕方に「推奨株と買値、売値」のメールが送付され、月曜日から買い付けをする形です。
結論から言うと初年度は20%ほどの利益を得ることができました。
ただしすべての売買をS先生の言う通りではなく、時には自分の判断でナンピン(底値で買増すること)を行い、初年度は20%の利益まで持っていったという表現がぴったりです。
翌年はS先生の「中期投資」の助言サービスに加入しました。30万円程度の購読料だと記憶しています。
この年のS先生の予想は大外れ、前年で利益を上げたナンピンも役に立たずに数十万円の損失を計上しました。
S先生の助言サービスの最終回に「今年中期助言サービスは大損を出してしまったので、来年からは中期の助言を辞めるかもしれない」と書いてありましたが、なんとその翌週には「次年度の中期助言サービス新規会員の募集」を開始して(笑)、商魂逞しいというか、このくらいのマインドを持たなければキャピタルゲイン(株の売買益)を得ることは難しいのだと思いましました。
前述の通り投資の助言は日曜日の夕方に届くのですが、「損するか得するかわからないものに、毎週数十万投資する」ことが大きなストレスになっていました。
ということで、短期から中期に渡る「トレード」で売買利益を得る手法は投資ではなく投機であり、私の性格に向いていないと実感しました。
また当然ですが「投資の判断は自己責任」ということを身をもって学ぶことを、資産が小さい段階で経験できたことは、その後の投資人生にとって貴重な経験になりました。
その2:投資のスタンスを決めるへつづく